今年の夏は熊本地震・北陸・千葉の豪雨災害など災害が多く発生してしまいました。被害にあわれた方々の少しでも早くの回復を願うのみです。
日本列島はプレートの上にある為地震が多い国ですが、豪雨災害まで次々と起こると堪ったものではありません。その他海外でも多くの災害が発生しております。避難施設・設備の確保が毎回問題になりますが、いつも後手後手の感がぬぐえません。地方行政に任せるだけではなく、国としてもっと責任をもって対処することを考えていただきたいと思います。
先日の新聞によると、世界の中でシェルターが整備されている国がいくつもあるそうです。わが国こそ地政学的リスクを考えると、災害に対するものまた起こってはならないものですが、戦争による攻撃又は核攻撃などを受けるリスクが無いわけではありませんので、先ずは地下街さらにはしっかりとしたシェルターの必要性を考えておく必要が有るのではないでしょうか。
東京国立博物館で「空海と真言の名宝」展が開催され、ご覧になった方もいらっしゃると存じます。私は2回拝観に行きましたが、2回目の時は入館するのに20分以上待ちました。この展覧会にどれ程多くの方がいらっしゃるかと思っておりましたが、暑い中入場制限が出るほど混んでいたのには驚きました。真言宗の名宝はこの他私が記憶しているだけでもまだたくさんあります。今回はその一部だけですが、これだけの名宝が一堂に集まるのは素晴らしいことだと思いますし、これだけ多くの人達が訪れたという事は文化に対する関心の多さだと思います。
文部科学省が、国立美術館・博物館の入館者数や入場料などの収入に数値目標を設定しているそうです。ミュージアム並びに文化の価値というものは長期にわたって社会に残してゆくものだと思いますので、数値ではなく価値で判断して欲しいものです。大英博物館やルーブル美術館などの予算はどうなっているのかわかりませんが、我が国の教育・文化にかける予算はまだ国家予算の中のほんの一部だと思います。ここに掛ける予算の額はその国の文化程度の指標だと思いますので大幅に考慮する必要があると思いますが如何でしょうか。
令和8年10月
宝仙寺住職 富田道生

