新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
毎年、宝仙寺の本堂など各お堂にお供えする鏡餅に飾る橙は宝仙寺で採れたものです。宝仙寺の今年の橙は豊作でした。橙の実は次の年まで実が落ちませんので、子孫が代々続くということで縁起が良いとされ、鏡餅に乗せています。
先月中旬に本山の陀羅尼会に出仕する為京都に宿泊しました。例年より外国人が少なくホテルもすいていたようですが、有名な観光地では外国人の観光客は相変わらず多く見かけました。急に寒くなったため今年の紅葉は例年より早く終わってしまったようで、残念でした。
本山では朝の勤行の時に、一般の参拝者が参加出来る「祈りの回廊」を行っておりますが、最近は沢山の参加者がいらっしゃるそうで多い時には何十人にもなるそうです。本山は交通の便や宿泊等不便な点がありますが、朝の勤行はとても素晴らしいと思いますので、是非一度いらしてください。
AIの発達により、かつてのSFの世界が現実のものとなってきました。私などデジタルに弱い者には理解が難しいのですが、国家間の開発競争、各企業の開発競争の激化により飛躍的に発展し、さまざまな研究の進展、身近な所では人手不足の解消など上手に良い方向に使えば大いに役立ち、思いもよらないような便利で明るい生活が期待できると思います。
しかし、軍事用などにも利用されており、この方面から考えればかえって危険が増す厄介なことになります。
宝仙学園でも使い方を工夫しているようですが、学生・生徒のデジタル世代の人達は苦も無く使いこなせますが、本来の人間同士のコミュニケーションを大切にし、自分の頭で考える事が主ですから、ツールとしてAIを使いより良い学習が出来るように試行錯誤しているところです。とんでもない方向に行ってしまわないように注意しなければなりません。
今年が、AIのより良い活用によりどのような年になるのか期待したいと思います。
令和8年元旦
宝仙寺住職 富田道生

