御府内八十八ヶ所第十二番札所、関東三十六不動霊場第十五番札所

宝仙寺について

2013年01月:ご挨拶

2013年01月01日

 新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い致します。
 昨年は、選挙・ミサイル・大荒れの天候等年末になって色々ありましたが、今年はおだやかなそして前へ進む年になってほしいと祈念いたします。
 先日知人から、国歌 「君が代」に詠まれている"さざれ石"について「さざれ石保存普及会」の資料をいただきました。"さざれ石"は石灰岩が雨水に溶解され、粘着力の強い乳状液(鍾乳石と同質)となって何千年・何万年もの間に小粒な石を凝結して、次第に大きな巌となった石のことを言うそうです。この小さな石が、巌に成長する現象は協調発展の精神を意味し、一家、部落、村、国と集結して幾千代までも栄えゆくおめでたい意義を持つという事で、「古今和歌集」の賀歌に採録されたという事です。

  わが君は 千代に八千代に さざれ石の 巌となりて 苔のむすまで

 昨今の我が国の閉塞状態から脱し、すぐれた日本の技術・研究をさらに磨き 「君が代」に有るように千代に八千代に世界の中で存在感のある、目指すのは経済も大切ですがもう一歩先の文化大国を築くため、政治は舵取りをしていただきたいと強く感じます。

 先月の衆議院議員選挙により政権が交代いたしました。新政権は前政権の失敗を肝に銘じ選挙に勝つため(政権をとるため)の政策を謳うようなものであってはならないと強く思います。日本国の為の本当の政治を切に要望いたします。

平成25年1月1日

宝仙寺住職 富田道生