御府内八十八ヶ所第十二番札所、関東三十六不動霊場第十五番札所

宝仙寺について

2010年01月:ご挨拶

2010年01月01日

   新年明けましておめでとうございます。
   本年もどうぞよろしくお願いいたします。
   今年は寅年ですが(ちなみに私の干支でもあります)、各干支には守り本尊がございます。
   寅年は虚空蔵菩薩になっています。
   虚空蔵菩薩は、「十三まいり」の仏さまとして有名ですが「十三仏曼荼羅」の主尊であり、右の手に智慧の利剣を持ち、左の手に福徳の蓮華と如意宝珠を載せています。
   智慧は理想、福徳は現実を表します。この世の中で、理想と現実を調和することが出来れば素晴らしい世界が現れます。
   虚空蔵菩薩は、これを具現化した仏さまといわれております。今年が理想と現実を調和した良い年となるよう、期待しております。

   去年から暗いニュースが続きますが、2月には、バンクーバー冬季オリンピックが開かれます。オリンピックが開かれると、日本のメダルの数に伴い選手育成の費用等の話題が注目されますが、教育・研究・芸術・スポーツ等の振興にお金を使う(国家予算も含めて)のが、本当の文化国家だと思いますが、我が国の現状はいかがでしょうか?
   ともかく、日本選手の活躍で、皆が元気になる明るいニュースをおおいに期待しています。

平成22年1月吉日
明王山宝仙寺 住職 富田道生

虚空蔵菩薩

虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)